女性医学はすべてのライフステージにおける生活の質(QOL)の維持・向上のために,女性に特有な心身にまつわる疾患を主として予防医学の観点から取り扱うことを目的としています。
産婦人科を受診するのはなかなか勇気がいりますか?女性の一生の重大イベントは、月経がはじまるということ 妊娠出産 閉経するということ
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)の定期接種対象は、小学6年生から高校1年生となっています。そう、月経が始まった年齢から女性は婦人科受診を始めるべきなのです。自分の生理(月経)は普通なの?月経痛を我慢していませんか?婦人科受診によって子宮内膜症、子宮筋腫と言った将来の妊娠にかかわる病気の早期発見、治療につながることがあります。閉経すると、脂質異常症が増えたり、骨密度が減ったりと女性の体には変化が起ります。
思春期から老年期に至るまでもっと気軽に婦人科を受診してほしい、敷居の低い婦人科で地域のかかりつけ婦人科としてあらゆる年代の女性の健康のために予防医学の観点から寄り添っていきたいと思います。